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エジソンが電球を発明して以来、人類は夜も昼間のような明かりを手にすることが可能となりました。
さらには、近年の急速な科学技術の発達、社会構造の複雑化、生活様式の多様化などにより、
24時間眠らない社会が形成されるようになりました。
その結果として、睡眠時間の短縮、昼夜逆転した生活スタイルなどが顕著となり、
現代人の多くは不規則な生活の中で睡眠に何らかの問題を抱えるようになりました。
それを反映するかのように、睡眠不足による昼間仕事の効率低下や事故などが社会問題となりつつあります。
また国民的な健康志向の高まりとともに、睡眠の重要性が見直され始めています。
睡眠の問題のなかでも「不眠」という言葉は既に浸透しており、「不眠」対策としての様々な快眠グッズ、
薬、精神医療などが一般化しています。しかしながら、それとは対照的に「過眠」という言葉はあまり認知されていません。
「過眠」の大きな問題は、眠気による居眠りや集中力の低下です。そのため、学生では勉学に集中できず、
社会人では居眠り運転による事故、作業ミス、作業事故などを起こす危険性が高くなります。
日中の眠気は不規則な生活習慣をすることでも起こります。そのために、授業中や就業中にうとうとしたり、
居眠りしたりすることが続くと、怠けているとかやる気がないなどの悪印象を周囲に与えてしまいます。
しかしながら、「過眠」は睡眠覚醒中枢の機能異常でも起こるのです。いわゆる「過眠症」です。
「過眠症」では、規則正しい生活の中で十分な睡眠時間を確保していても、日中の過度の眠気に繰り返し襲われて、
授業中や就業中に居眠りをしてしまいます。特にナルコレプシーという病気では、睡眠と覚醒のサイクルを調節している
視床下部という脳内組織に異常があると考えられており、その眠気は尋常ではありません。
精神論で耐えられる眠気ではないのです。しかしながら、居眠りに対する一般的なイメージのために周囲から誤解の目でみられ、
本人も病気に対する知識不足から自己嫌悪に陥ることもあります。また、患者さんに「過眠症」に対する知識と自覚があっても、
どの診療科へいけばいいのか分からないなどの理由で治療を受けていない方が少なくありません。
しかしながら、ナルコレプシーは適切な治療を行えば通常の日常生活が可能となる病気です。
このようなことから、「過眠症ランド」において「過眠症」に対する適切な情報提供を行うことにより、
「過眠症」の認知度を高め、偏見や誤解を少しでも減らすことに貢献できればと考えております。さらには、
「過眠」で苦しんでいる患者さんや医療関係者の方への有益な情報提供の場となれば幸いです。
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